福島県会津地方のホームページ制作

無料相談

自社ホームページを他社の集金システムにされないために

投稿:2023年1月27日ブログ

私は新卒で2004年に東京神田にある製造業の通信販売部に配属され、ネット販売に関わるようになってから約20年、東京でホームページ関連の仕事を続けています。

3年間、ネットを使った通信販売に関わった後は転職し、ホームページ制作会社やレコード会社、モバイルコンテンツの会社などで働き、様々な形でホームページに関わりました。

2010年以降はフリーランスとして、最初は下請けで、比較的大きな企業や団体のホームページ制作に参加したり、地方の制作会社の案件の組み立てを行うなどしていました。

2015年頃から、アメブロカスタマイズやホームページ制作個人レッスンを行うなど、個人事業主向けに、商売をするようになり、最近は、直請けで個人事業主や法人向けのホームページ制作を行っています。

私がやってきたことも少しずつ変わっていますが、時代の変化も感じています。

例えば、2004年に配属された会社のネットショップは自社開発のものを使っていましたが、今、ネットショップを自社開発するというのは、大手でもなかなかないのではないでしょうか。

2010年の集金システム

2010年は震災前ということもあり、リーマンショックの後ではありましたが、今と比べると、企業はまだまだ自由に使えるお金を持っていました。

企業だけでなく、個人もそうでした。

そういう時代だったので、個人や小規模なホームページ制作会社は、制作だけでなく、月々の管理料で事業を安定させるというのが一般的な考え方でした。

制作後に管理契約をする場合と、あとは、制作料が0円で、何年縛りで月額5,000円というような、あとから料金を回収するビジネスモデルがありました。

保守管理料を集金システムと言い切ってしまうのは、間違いではあるのですが、必要がないところにも簡単に課金できた、制作会社はお客様から月額費用をもらって楽に生きて行けた、という緩さは、今と比べると、昔はあったと思います。

2022年の集金システム

今の集金システムはGoogle広告です。

最近では、ホームページは広告を出さないと使えない、という雰囲気があります。

また、Google広告に広告を出すことを前提として、1ページだけのホームページであるランディングページの制作が流行っています。

普通のホームページよりもランディイングページのほうが制作料金が安いということも、このご時世でランディイングページが好まれる理由の一つだと思います。

1ページだけのランディングページだと、Googleやヤフーで検索されたときに、上位表示させるテクニックであるSEO(検索エンジン対策)が使えないので、確かにGoogle広告やSNSの広告が必要になります。

SNS広告は1回1,000円ぐらいから試せますが、Google広告は月額1万円からです。

入札制なので、人気のある結果が出しやすい場所に広告を出したいとなると、それだけお金が必要です。

月10万円ではなかなかライバルに勝てない世界だと言われています。

Googleは様々な情報が得られる無料のサービスだと考えている人も多いかと思いますが、月に30万円、100万円と、そういう金額を毎月払っている人がいる、高額なサービスです。

そして、それだけの金額をGoogleに払うのは、なにも特殊なことではなく、商売をやっている人であれば、Google広告を出したことがある人は、少なくないと思います。

お金をかけないとホームページは見てもらえないのか

ホームページをちゃんと作ることは、ホームページから結果を出すために大切なことなので、制作には、ある程度のお金をかけた方がいいと思います。

また、情報の更新は大事なので、月に数千円から数万円の管理料を制作会社に払う余裕があれば、よりいいと思います。

2010年の集金システムは、他社の集金システムでもありますが、自社のホームページの価値を高める、自社の集金システムでもあります。

Google広告を出さずに結果を出す

SEO(検索エンジン対策)が出来れば、Google広告を出すのと似たような結果を得ることが可能です。

検索結果の1番目と2番目は広告でも、3番目は広告ではないので、ここは、ブログを更新したり、言葉を工夫するテクニックを使えば、3番目に表示させることは、無料でもできます。

ただまあ、それが難しいから、Google広告の人気があるわけですが。

2015年頃は、コンテンツマーケティングといって、SEO(検索エンジン対策)の施策が流行りました。

ただ、この施策が、奇抜なものが多かったこともあり、コンテンツマーケティングは結果が出ないとなって、広告の時代になりました。

今の若い人の起業というと、広告運用の会社が多い印象です。ホームページを作るよりも、広告運用を代行して手数料をもらったほうが、手っ取り早いんでしょう。

広告を出稿する人は、Google広告にも大きなお金を払うことになりますし、さらに運用会社に手数料も払うことになります。

Google広告は誰でも運用できますし、今はAIアシストもありますが、Googleやヤフーの検索がどういうものなのかの多少の知識は必要ですから、普通の感覚の企業であれば、専門家に頼みますよね。

とはいえ本当は誰でも出来るようなことだから、若い人がそれで起業するんですけどね。

今、あらためてのSEO

「桃 通販」という検索結果で、1ページ目の1番目に表示させたい!明日から!

となったら、Google広告を出すしかありません。

SEO(検索エンジン対策)で結果を出すためには数ヶ月の時間が必要ですし、作ったばかりの新しいホームページは不利だったりと、いろいろな条件があります。

それに、今からホームページを作って「桃 通販」で1ページ目に行くのは割とハードルが高いと思います。

ですが、「桃 通販 福島」と、3つめのキーワードが入ると少し難易度が下がります。

例えばジャガイモでカルビーを超えたいとなったらGoogle広告に限らず広告が必要でしょうし、資金力が大事になってくることでしょう。

でも、例えば法人の桃農家が、法人を維持していく規模であれば、「桃 通販 福島」、「福島 桃 あかつき 通販」などのキーワードを細かく狙っていくだけでも、それなりの結果は得られるはずです。

関連キーワードを調べ上げて、そこを狙う、というのは、Google広告の考え方でもあるのですが、SEOも同じ考え方です。

だから、Google広告で結果を出すためにも、SEOの知識はあったほうがいいです。

ホームページにはどうお金をかけるべきか

運用の面倒まで見てくれる制作会社に制作と更新管理をお願いして、自分たちでも、ホームページや検索エンジンについて知る努力をすることが大事だと思います。

お金をかけるだけでなく、依頼者側に、ホームページや検索エンジンを理解する姿勢があると、管理をする側のモチベーションにもなりますし、それがいい結果につながることでしょう。

そして、制作会社の選び方ですが、好みでいいと思います。

ポイントとしては、自分との相性の良さを考えるべきです。コミュニケーションが取れないと、いいホームページは作れませんし、ましてや検索エンジン対策は難しいです。

あとは、デザインだけに力を入れているような制作会社だと、SEO(検索エンジン対策)には興味がない場合もあるので、更新管理のページをよく読んで、何に興味がある制作会社なのかを見極めることは大事だと思います。

ホームページから結果は出るのか?

出ます。

私自身、ホームページや、その他のサービスも含めると、200人近くは集客していますし、ネットに広告を出すのではなく、入れることでも数十万円の利益は出ています。

試したことはありますが、広告はほとんど使っていません。むしろ、広告からは結果を出せませんでした。

4年ほど前に、立ち上げから関わった市民団体があるのですが、そこは、この4年間で、商品開発を行い、県知事から直接奨励を受けるほどになっています。

ホームページを通して、テレビの取材の依頼が来たり、他の団体から連絡がくるなど、いろいろな可能性に繋がりました。

このホームページは立ち上げ時にテンプレートを使って作ったものなので、デザイン性は高くありませんが、何をやっている、やってきた団体なのかは一目で分かるようになっています。

もちろん、実際に様々な活動をした、その努力があってこそではあるのですが、活動だけやっていても、なかなか他の人に知ってもらえるものではありません。

活動があって、適切な情報発信が出来たことで、確実に会の発展につながったと思います。

大切なことは、相手の目線に立った発信です。

適切な発信をするために大切なことは、適切なパートナーを選びです。

お金で解決できるところはお金で解決して、お金以上の結果を出していくことが大切なことではないでしょうか。

会津の塩川町出身、福島大学卒業後、上京して就職、以降、4回の転職を経て2010年からフリーランスで東京で活動しています。最近は会津地方を中心に、福島県での仕事を広めるべく活動中。ワードプレスでの情報発信講座などご相談ください。

2023年1月の会津での活動 2023年2月19日(日)喜多方市塩川町 情報発信・ホームページ相談会

\小規模なホームページならお任せ下さい/